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モーラムのアイデンティ

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モーラムの「モーラムらしさ」、「アイデンティ」に関して考えてみた。 これは私個人の考察(というよりもどちらかというと勝手な感想)です。データを基にしていないのであしからず。 【音階の制限】 モーラムの楽曲は基本ペンタトニック・スケールで構成されていて使える音階に限りがある。 それが絶対的な原因ではないと思うが、モーラムを聴き慣れていない人からするとどの曲も同じに聴こえるらしい。確かに私も最初は似たような印象を受けた。ルークトゥンと比較するとメロディのバリエーションが明らかに少ない。 なんですが、イントロを数秒聴いただけで「モーラム来たーっ!」と思えるほどわかりやすいのがモーラムのアイデンティじゃないかと思う。 ลำแพนแทนใจ - บิว จิตรฉรีญา【OFFICIAL MV】 ※イントロのスローなパートから始まりノリの良いメインへ、そしてラップと続く安定のモーラム三部構成 【歌手の声質】 音階の制限や似たような曲調を乗り越えてモーラムでヒット曲を生み出すためには歌手の声質が重要になってくるらしい。 同じ曲でも他のシンガーによるカバーとチンタラー・プーンラープが歌うのでは一発で違いがわかる。サオノーイ・ペット・バン・ペーンのオン・インの人気が出たのもこの声質だという話を耳にしたことがある。あのような声を持つモーラム・シンガーは他には居ないと。 似ている曲調でありながら人々の耳に残る声、これもモーラム(シンガー)としての重要なアイデンティのひとつだと思う。 เวรกรรมผู้ใด๋น้อ - ยุ่งยิ่ง กนกนันทน์ Feat.Koru ICB x เจ้าป่า รักษ์วนา【OFFICIAL MV】 ※聞き分けの難易度が高いユンイン・カノクナンの曲、2番は似たような声質のジャオ・パ・ラクワナが歌っているがMVを観ないと違いがわからないという難易度が高い曲(だけどこのノリは大好き!) 【パターン化されたリズム】 モーラム(ラム・プルーン)の命はドラムだと思っている。場を盛り上げるも盛り下げるもドラマーの力量次第。そしてリズムもパターン化されていて、聴衆もそれを楽しんでいる感じ。 私がモーラムに惹かれた理由のひとつはステージにおけるドラムの役割が大きいと感じたから。そしてめちゃくちゃおかずが多くて聴いていてもMVを観ていても楽しい! このリ...

闇に葬り去られたモーラムの大ヒット曲

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ロケット・フェスティバル(ブン・バン・ファイ)に興味が湧き、Googleしていくうちにヤソートーンの名前を良く目にするようになった。当時はそれがどこにあるのかも、フェスティバルがいつ開催されるのかもわからなかったが、ヒントになりそうなYoutubeを必至で探した。 すると巨大なガマガエルのような建造物をバックに若い女性歌手がブン・バン・ファイを歌っているMVを見かけ、スクリーンショットを撮りGoogleで画像検索をしたところ、それはヤソートーンにあるパヤーテン・パークのパヤー・カンカーク博物館であることがわかった。 そしてそのMVはピムラダ(พิมพ์ลดา แสงทอง)が歌う「ホイ・ジャイ・バン・ファイ・セーン(ฮอยใจบั้งไฟแสน)」という曲だった。 ※MV撮影の様子、後に大騒動になるがTokyo Musicのティティウット・ヴァルーン氏(通称フィンランドの村長)も映っている ピムラダの歌も素晴らしく、また巨大ガマガエルも印象的ですぐに私のお気に入りの一曲になった。またこの曲(MV)の存在がアメリカからヤソートーンまでロケット・フェスティバルに参加する強いモチベーションにもつながった。 実際に2024年の5月にヤソートーンでロケット・フェスティバルを体験した際には、ピムラダはヤソートーンの出身であり、歌詞に地名が出てくることもありヤソートーンのテーマ曲ではなかろうかと思うほどあちこちで繰り返し再生されていた。 ところが2025年の5月に開催されたロケット・フェスティバルでは一度も耳にすることがなかっただけでなく、YoutubeのMVすらも見当たらなくなっていることに気づいた。調べていくと著作権の関係で所有者であるTokyo Musicから2025年3月に削除するよう通達があったようだ。 2023年の11月頃にリリースされ、2025年3月の時点でYoutubeの再生回数は4200万回を超えており、すでに大ヒット曲かつ歴史に残る名曲であったにも関わらずだ。 なぜそんなことが起こってしまったのか。それはフィンランドの村長と妻であるプラウプラオの破局がきっかけとなり、ピムラダがTokyo Musicを離れプラウプラオ側についていったことでホイ・ジャイ・バン・ファイ・セーンの権利をすべて失ってしまったことが原因だった。 ※4200万回再生のYoutubeからの収...

ピン(Phin)が欠かせないイサーン音楽

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モーラムだけでなくイサーン音楽で欠かせない楽器がピン(Phin)である。 イサーンのパレードでは 踊り手 楽隊(と移動スピーカー) ナーガの山車 が1つのチームとなるのが標準的であり、楽隊には必ずピン奏者が含まれている。 ล่าสุด!! ทดสอบเสียงก่อนแห่ (กลองยาวเพชรดอกคูณ) แห่ผ้าป่าสามัคคี บ.โนนสว่าง อ.โพธิ์ชัย 13/10/65  ぱっと見た印象だとウクレレかなと思うかもしれないが、フレットを見てもらえればそれが全く異質のものだと理解することができる。ギターのフレットと比較するといくつも間引かれているのだ。おそらくこれはモーラムがペンタトニック・スケール縛りになっていることが原因ではないかと思う。おまけに2弦ないしは3弦しかない。 またヘッドの先に龍のようなものが取り付けられているが、あれはナーガという蛇神であり、パヤ・テーンに最期の一撃を加えて雨を降らせる約束をするきっかけになったのもナーガだったりすることからタイでは守護神として人気がある。 元ギター奏者としてピン(ピン・バンド)の面白いところは脳内中毒になりそうなシンプルで回帰的なフレーズだ。 กิ๊ฟน้อย พนมไพร บันทึกการแสดงสดเดี่ยวพิณ ประเพณีบุญบั้งไฟล้านบ้านบุ่งเลิศ ณ วัดโพธิ์ศรีชัย ปี 2567 ※彼女の師匠は故トンサイ氏   ฟังเพลินๆ ลายพิณ ทองเบส ทับถนน หลานแท้ๆ คุณพ่อทองใส ทับถนน ※故トンサイ氏のお孫さんも人気が高いようだ  ピンではないが映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」の中でバンドがエレキギターで「回帰的な」演奏をしているシーンがあり、ピンの演奏を見て国こそ違えども同じインドシナ地域で似たような音楽文化があるのではと思ったりもしている。 ピンの権威、故トンサイ氏の時代から現在まで様々なピン・バンドがあるようだが残念ながら追いかけていない。唯一日常的に聞いているのはJoey Phuwasitだ。曲は現代風なイサーン音楽だが、その中でのピンの使い方が絶妙に上手い。MVでもそれを観ることができるが、その真価を感じることができるのはライブだろう。機会があれ...

ピン(Phin)の巨匠トンサイ氏

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ピン(Phin)はモーラムやイサーンミュージックには欠かせない楽器ではあるものの、そのルーツなどにはあまり興味がなかったが、Joey Phuwasitのかっこよいピンさばきを見てわらわらと所有欲が湧いてきた。 米国Amazonで購入できそうな感じではあるもののイカしたデザインのものが見つからず、とはいえシャレではないがピンからキリまでいろいろあるのでまずはいろいろ調べることにした。そこでたどり着いたのがピンの巨匠トンサイ氏だった。そしてこの映像がピンを理解する上で大変に役に立った。  อ.ทองใส ทับถนน+แจ๊ค วงฟลาย รายการคุณพระช่วย ※トンサイ氏出演ピンとギターの共演  良い音出すピンの材料はジャックフルーツの木と言っているがこれは冗談のようで、バギーウッド(Buggy Wood)が良いとのこと。それが何の木なのか私にはわからない、、。 そして(かつて)弦は自転車のブレーキ用のワイヤーを解いたものだそうで、確かに他のトンサイ氏の映像を観るとよれよれの弦が映っていることがある。 ピックもとても鋭利な形のものを利用しているようだ。 そして次のビデオで驚いたのが、トンサイ氏のピンはフレットが可動式であることだ。4番目のフレットを曲のベースコードに合わせて動かしているようだ。おまけにやや斜めに取り付けることで絶妙な音を醸し出している。正直これには驚いた。 อ.ทองใส ทับถนน สอนลูกศิษย์ ※トンサイ氏のピンはフレット可動式(笑)  そして最後はトンサイ氏がピンを制作している映像。 ボディーとネックの一体型で、原木から切り出したあとに音を共鳴させるための空洞を削り出している。(もしかしてヘッドの先のナーガーまで一体化している?)おまけにピンごとにフレットの位置が違ったりするので謎が多い。 そんな謎の多いピンではあるが、いったんトンサイ氏の手に渡ると時には単音、時には和音、微妙な音程のずれによるうねりなど生き生きとした音色を奏で始める。 อ.ทองใส ทับถนน สอนทำพิณ  最近のピンはギターと同じような作り方をしているようで、フレットも可動式ではなく標準化されているようだ。(トンサイ氏のピンとは明らかに違う)いつかイサーンで購入したい。

ノン・チェリー(เชอรี่ ภัทรธิดา)の動向

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モーラム楽団サオノーイ・ペット・バン・ペーンのボス・ジョーの姪、かつては楽団にも所属していたことのあるノン・チェリー(เชอรี่ ภัทรธิดา)。昨年はモーラム・アイドル・シーズン2にもボス・ジョーと同じ赤チームで参加していたが、その後はSNS活動を続けつつも大きな動きは見受けられなかった。 Youtubeのタイムラインにノン・チェリーのサムネイルがあったので動画を観たところ、どこかのバンドに加入したということがわかった。 どうやらMorlam Nu Phawisitsinに加入したようだ。(どのようなバンドなのか私には情報がありません) 昨シーズンもバンドには所属するも、健康状態を理由に脱退していたようで、コメントを見ていても応援の声と「大丈夫か?」と心配する声が入り混じっている。 時折SNSで配信されるLiveを見ていても顔面神経痛のような症状が見受けられるので、通年でバンドを続けられるかどうか疑問でもある。 実力は抜群なのだけど、どうも安定しないノン・チェリー。早くボス・ジョーのペットバンペーンに戻れるよう、来シーズンの安定した活躍に期待したい。

パスポートをオンラインで更新

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有効期限まであと半年ちょっとになり、日本を含めて直近で国外に出る必要がありそうなのでちょっと早めにパスポートを更新することにしました。 米国国務省の ウエブサイト を確認すると、 郵送での申請 オンライン申請 の二通りを選ぶことができますが、所要時間は4〜6週間、費用はパスポートブックのみだと$130という条件は郵送もオンラインも同じ条件だけど、郵送の場合は写真を同封する必要があり、写真を撮りに行くのが面倒だったのでスマホ撮影OKなオンライン申請をすることにしました。 写真を除けば手続きは至って簡単、常日頃からLogin.govにアクセスしている方であれば30分もあれば費用の支払いを含めて申請は完了してしまう。一番面倒だったのが写真で、手続きを行ったのが夜だったので、白い壁のあるところでカメラ用のライトを集めて5600Kでライトアップさせ、三脚にスマホを固定して撮影するというセットアップに少し時間を要しました。(ライトと三脚を持っていてよかった笑) その翌日には「申請は受領しました」という通知が届き、さらにその翌日には「Approveされました」との通知と共に郵送用のトラッキング番号が送られてきました。 最終的にパスポートを受領したのは申請してから9日後でしたので、「4〜6週間」もかかりませんでした。 10年も経つといろいろテクノロジーが進化していて、偽造をしにくい技術があちことに盛り込まれているようで、パスポートの中にいろいろ説明がありました。 あと10年はこれで大丈夫!

生存競争が激しいモーラム

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ここは私個人の考察です。データを基にしていないのであしからず。 モーラムで生計を立てるのも簡単ではなさそうだ。歌手として生き残るだけでもとても大変のように見える。その難しさを書き出してみた。 【音階の制限】 モーラムの楽曲は基本ペンタトニック・スケールで構成されており使える音階に限りがある。それが絶対的な原因ではないと思うが、モーラムに熟知していない人からすると全て同じに聴こえるらしい。(確かに私も最初は似たような印象を受けた) そういった制限を乗り越えてヒット曲や人気歌手を生み出すのは並大抵の努力では実現できなさそうだ。運もあるだろう。 【歌手の声質】 音階の制限や似たような曲調を乗り越えてヒット曲を生み出すためには歌手の声質が重要になってくるらしい。同じ曲でも素人が歌う場合とタイ・オラタイが歌うのでは一発で違いがわかる。サオノーイ・ペット・バン・ペーンのオン・インの人気が出たのもこの声質だという話を耳にしたことがある。あのような声を持つモーラムシンガーは他には居ないと。 【活動の場】 おそらくモーラムアーティストには以下のような活動の場があるのではないかと思う。 マネージメント会社所属(GMMのような大手レーベルなど) モーラム楽団所属(サオノーイ・ペットバンペーンなど) 独立系(モーラム・インディー系) フリーランス(例のSNS配信者のようにイベントに呼ばれて歌うケース) どこに所属するかによって収入も大きく異なるのではなかろうか。 GMM史上最年少で契約したベル・ニパーダは長い間可愛がられているようで、同じGMM所属のタイ・オラタイやアン・オラディーと共演したりなどしているが、あまりステージ活動を行っているようには見えず収入源がどこにあるのかわからない。 モーラム楽団に所属していると基本の給与に加えて出演する各地でFC(ファンクラブ)からのお捻りをもらうことができる。ただしFC基盤が脆弱だと全くもらえない、もらえても少額ということもある。 一方で人気の高いラムヤイ・ハイトンカムは「ステージ一本」という印象で、モーラム楽団ではなく単独でステージに出演している。 【アーティストの層】 イサーンの各地域にモーラムを習う教室(学校?)があり、たくさんの子どもたちがそこで日々モーラムを学んでいるらしい。つまり(超スーパースターを除き)Replacementはいくらでも...

モーラムはリズムが命

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なぜモーラムに惹かれたのか?そのひとつの理由がモーラム(ラム・プルーン)におけるドラムの役割だ。 SNSのライブ配信を見始めた時からドラムのノリの良さが心地よく、曲がわからなくても楽しむことができた。そしてサオノーイ・ペットバンペーンを追いかけるようになって気がついたのがドラムの役割だった。決して脇役のリズム隊ではなくモーラム楽団の主役と言っていいだろう。「おかず」の多さがそれを物語っている。 ใหม่แสดงสด‼️โชว์สาวน้อยเพลินเต้ยสะเดิด(มุมมือกลองอ.เต๋า‼️) 映像を見ているだけだとわかりにくいが、モーラム楽団のステージはかなりの大音量だ。特に重低音は言葉に言い表せないほどで、耳で聞くというよりも身体で感じると言っていいだろう。その重低音を支えているのがドラムである。 「モーラムには中毒性がある」という話を耳にしたことがあるが、その原因はこのドラムが醸し出すノリと重低音にあるのではと思っている。 มือกลองหมอลำเพลินของแท้ ‼️ห่าวคัก อ.มอส‼️ そんな重要な役割を担うモーラム楽団のドラマーだが、演奏がスタートする夕方6時から翌朝6時に終わるまでの12時間、おそらく2人で回しているようだ。タフでなければ務まらない。 機会があればぜひライブでこのリズムを感じてほしい。 อ.บอย สับไฮแฮทขั้นเทพโชว์กระเดื่องโหดๆ จน อ.ป๊อกแป๊ก บอกว่าสุดยอด | วันปิดฤดูกาลปี 62-63 ※ドラムだけで曲がわかるようになったらあなたもモーラム通(笑)

静寂を劈く神出鬼没なロットへー

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タイにはイサーン地域にしかないステージの形態がある。ロット・へー(Rot Hae)だ。端的に説明するとバスやトラックを改造して巨大スピーカーを取り付け、荷台でバンドが演奏することができるようにしたものだ。 詳しくはわからないが、タイ人のYoutubeを見ても「あーこれがロットへーね、初めて見た」というリアクションをしていることから、バンコクなどの中央タイで見かけることは無いのだろう。そういった点でもイサーン独自の文化とも言えよう。 มาใหม่!! นางฟ้าสารภัญ+ขอแท็กแฟนเก่า แสงดาว ปะทะ รถแห่อินทรีอิสาน ณ บ้านหนองส้วม อ.ธัชบุรี จ.ร้อยเอ็ด ※ロットへーで歌うセンダーオ、ハーン・クルアンも同乗  映像で観る限りは「バンドが同乗した移動サウンドシステム」といった印象かもしれないが、いざ直面するとその音のデカさに驚かされる。モーラムの通常のステージ並み、場合によってはそれ以上の大音量なのだ。 こんな破壊力の高い車両が突然村の細道に入り込んでくる。それは村のお祭りだったり、新築祝いのパーティーだったり。そして近所の家々はその重低音で家中が揺れ始めるのである。 もしイサーンでロットへーを見かけたらそれはお祭りのサイン、追いかけてみよう。 【MV Full】โดดดิด่ง Ost. ไทบ้าน x BNK48 จากใจผู้สาวคนนี้ / BNK48 ※BNK48のモーラムを意識したこの曲でもロットへー(的なトラック)が登場する ให้เคอรี่มาส่งได้บ่+รถแห่รถยู้ เบลล์ นิภาดา + รถแห่ทีมออดิโอ No.1 [ครั้งที่2] ※とてもめずらしいロットへーで歌うベル・ニパーダ

モーラムMVのとんでもない再生回数に驚く

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センダーオで道が開けたあとはYoutubeの関連動画で様々なアーティストを追いかけることができるようになった。そこで気になったは異常な再生回数だった。 100万回再生を超えるMVがごろごろある。タイ語でしか公開しておらず、タイの総人口は7100万人程度(2023年度)という非常に限定的なマーケットにしかリーチされないコンテンツにもかかわらずである。そのあたりからモーラムはイサーン地域における重要な産業のひとつではないかということに気づき始めた。 คารถแห่..แววับ – หงสา ประภาพร [ Official MV ]  7200万再生 ※これはロットへーを歌った曲、ロットへーは後日紹介します   บังเอิญมันได้อ่ะ – แอน อรดี [OFFICIAL MV] 3100万再生 ※アン・オラディーの新曲、最近各地のステージで演奏されています  ではどうやって収益を得ているのかというのが次に湧いてきた疑問だった。 Youtubeの再生回数は良いとして、ミュージシャンとしての活動の場があるはずだ。その一つは例のSNS配信者のようなステージ活動であることはわかっていた。とはいえ私もかつてミュージシャンの端くれだったのでわかるが、超有名なアーティストでない限り頻繁にライブができるわけがないと考えていた。 そもそもその考えが自体が間違っていた。

LAX/Metro Transit Center Stationがオープン、ロサンゼルス空港への移動が便利に?

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2025年6月6日(金)にLAX/Metro Transit Center Stationがオープンした。 今まではLAX/Aviation駅が電車、バス、LAXへのシャトルバスを連絡する役割を担っていたが、そっくりそのまま新駅に移動しパワーアップした印象だ。 世界の大都市の空港にはたいてい鉄道が乗り入れていて移動手段の選択肢の一つになっているが、LAXに関してはこの点が後手に回っていた。 この駅のオープンでようやく同じ土俵に立ったと言えるかと思いきや、肝のPoeple Moverというトラムの運行開始が2026年1月となっており、それまでは引き続き駅と空港の間はシャトルバスでの移動となるため今までのLAX/Aviation駅利用時と大差ない。あと半年の辛抱だ。 この駅のオープンにより2026年のワールドカップ、2027年のスーパーボウル、2028年のロサンゼルス・オリンピックの際の人の移動手段が大きく変化する可能性がある。 特にロサンゼルス・オリンピックの際には広範囲に渡って車が通行止めになるらしく、公共交通機関を利用した移動のハブとなるこの駅の役割はとても大きい。  SNSなどではLAダウンタウンまで直通というような誤った情報が散見されるので注意してほしい。 この新駅にはCラインとKラインの2路線が乗り入れており、サンタモニカ方面、LAダウンタウン方面に向かうのであればKラインで北に向かいExpoラインに乗り換えれば良い。Exproラインを西に迎えば終点はサンタモニカ、東に向かえばLAダウンタウン方面に移動することができる。 またCラインを利用した場合、Aラインに乗り換えて北に向かえばLAダウンタウン、南の終点はロングビーチだ。 Metro Rail & Buswayの 路線図 また新駅にはトーランス・トランジットなどのLAメトロ以外の公共交通機関のバスも乗り入れているので、サンタモニカへはBig Blue Busを利用して向かうこともできる。 LAで公共交通機関の電車やバスに乗る際にはTAPカードの利用が便利だ。 TAPの ウエブサイト カード情報をアプリに登録してアプリのタッチで乗車することもできるが、とても不安定なのでカードをそのまま利用することをお勧めする。(アプリでタッチ利用する登録をしてしまうとカードが使えなくなる) そしてTAPカー...

ロケットフェスティバルとは切り離せないモーラム

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モーラムを聞いていると時折「シャーっ」という妙な効果音を耳にすることがある。それも違う曲でも同じ効果音が聴こえるのである。最初は何かイサーンの楽器の音かと思っていたがそれは間違いだった。実はロケットが飛ぶ音だったのだ。  Rocket Festival 2024 @Yasothon, Thailand Bun Bang Fai #rocketfestival ※私がヤソートーンで撮影したロケット発射の様子(BGMはコイ・チャリニ) それを知ったのはモーラム音楽を聴き漁っていた時に出会ったジョーイ・プワシットのRocket Festivalという曲だった。最初はこの曲自体がなんのことか全くわからなかったが、歌詞であったりMVで描かれているロケットに思いを馳せる人々であったり、いろいろ調べていく中でそれが例年5月の雨季の直前にイサーン各地で行われているロケット・フェスティバル(ブン・バン・ファイ)のことを歌っているということがわかった。  ROCKET FESTIVAL (สัญญาเดือนหก) – โจอี้ ภูวศิษฐ์ (JOEY PHUWASIT)「Official MV」 ※有名曲ではあるがおそらくライセンス上の問題がありお祭り会場では耳にしない   บั้งไฟแสน – ร็อคสะเดิด [OFFICIAL MV] ※ブン・バン・ファイの定番ソング、お祭りではどこに行っても耳にする ここから更に深堀りしていくと、モーラムにはブン・バン・ファイという単語が含まれる歌詞があちこちにあることに気づいた。ここ数年で代表的なのはこの曲と言って良いだろう。 ผาแดงของน้อง – ต่าย อรทัย【MUSIC VIDEO】 ※タイ・オラタイの良さがわかってきたのは随分後になってからだった   ผาแดงของน้อง – เบลล์ นิภาดา 「Cover Version」 ※私の大好きなベル・ニパーダもカバー   นางไอ่ของอ้าย – มนต์แคน แก่นคูน【MUSIC VIDEO】 ※モンカン・ケーンコーンのバージョン、Coverとないのでこっちがオリジナル?   นางไอ่ของอ้าย – สลา คุณวุฒิ【COVER VERSION】 ※この曲は様々...

モーラム・アイドルのシーズン3はバンド対決!

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ヒア・ノイ氏へのインタビューで、モーラム・アイドル シーズン3の概要が明らかになった。 シーズン1、シーズン2は個人の勝ち抜き戦だったが、シーズン3は12のバンドによる競争形式で行われるそうだ。 ヒア・ノイ氏は今季サオノーイ・ラム・プルーン・ショーの座長を務めており、シーズン終了時に健康問題によるコイ・チャリニを含め、多くのアーティストが脱退したことへの説明に加えて、彼が手掛けるモーラムバンドが9月にアメリカツアーを行うことを発表した。ぜひアメリカでモーラムを見てみたいと思う。   🔴Live “เฮียหน่อย” เคลียร์ทุกดราม่า พร้อมอัปเดตคืบหน้า หมอลำไอดอล ซีซั่น 3 ตั้งเป้าโกอินเตอร์     หมอลำไอดอล UNCUT | Full EP ※モーラム・アイドル シーズン1   หมอลำไอดอล 2 | FULL EP ※モーラム・アイドル シーズン2

モーラム楽団「サオノーイ・ペット・バン・ペーン สาวน้อยเพชรบ้านแพง」

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モーラムを調べていく中で、モーラム楽団の様々なメンバーやチームがSNSでステージの表や裏を取り混ぜて配信していたのがサオノーイ・ペット・バン・ペーン(สาวน้อยเพชรบ้านแพง)だった。 ボス・ジョー(Joe Yomanil)率いるサオノーイ・ペットバンペーンは雨季の6月から10月を除く約7ヶ月間、イサーン地域を移動しながらほぼ毎日ステージで演奏している。またステージの解体から次のロケーションへの移動、設営までの様子もSNSで配信したりしているので、モーラム楽団の実態を理解するのにとても役立った。 サオノーイ・ペット・バン・ペーンの HP ステージは午後6時くらいからスタート、午後9時から11時ころにバンドで一番人気のあるアーティストが出演し、そのまま日が昇る午前6時ころまで延々と演奏が続くのである。これを200日間毎日続けるのはアーティストにとっても裏方にとっても決して容易ではない。モーラム演者は本当にタフだ。 私がモーラムにはまりかけた頃、サオノーイ・ペット・バン・ペーンで大きな動きがあった。オン・イン(อุ๋งอิ๋ง)という無名の新人が加わったのだ。あれよあれよという間にイサーン地域やバンコクに出稼ぎに来ているイサーン人の間で人気が爆発し、ステージには新しい歌姫をひと目見ようと連日大勢のファンが押し寄せてきた。そしてFCが形成され毎晩とてつもなくでかいお捻りの花輪が贈られていた。 その様子が複数のSNSから様々な角度で配信され、アメリカに居ながらその凄さを感じることができた。それをリアルに感じたいと思い焦がれるようになり、2024年5月にシーサケートで行われたステージを見に行くにまで至った。そして言葉で言い表せないほど本当にすごかった。チャンスがあれば皆さんもぜひ観に行って欲しい。年間200日も開催されているので笑 彼らが配信するSNSのお陰で私のモーラムに関する情報量が一気に増え理解度が急激に高まった。ありがとうペットバンペーン。  อุ๋งอิ๋งจัดเมดเล่ย์ยาวๆให้ชาวระยอง สะเดิดคักวันนี้ !! ลางานมาเพื่อคืนนี้โดยตรง ปลวกเเดง ระยอง ※サオノーイ・ペットバンペーンのステージの様子 ตัวเล็กๆ เสียงมาเเต่ใส !! มาสมัครกับเ...

ジャカランダが満開で街が紫色に染まる季節

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皆さんはジャカランダの花ってご存知ですか?毎年5月から6月になると紫色の花が咲き、LAの街が紫色に染まります。 自宅の近所にジャカランダの並木道があるので早朝まだ陽が低い時にBMPCC4Kで撮影してみました。 LAに長く住んでいるとジャカランダの花が咲いてもなんとも思わなくなるようですが、私は毎年この時期が楽しみで仕方がないのです。何年経っても何度見てもジャカランダの花は素敵です。 ただ見栄えは美しいのですが、落ちた花を踏んづけると靴がウンコ臭くなるという難点もありますので少し遠目で楽しむことをおすすめします!

モーラムは曲探しにひどく苦労する

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モーラムと出会ったまでは良かったが、ライブで演奏されている曲のオリジナルを探そうにも手がかりがまったくない。どこから手を付けてよいのかわからない。 日本語でGoogleするとモーラムやルークトゥンが解説されているウエブサイトがいくつも表示されたが情報は古いものばかりだった。そこで紹介されているYoutubeの動画もやはりSNSでライブ配信されている曲とは違う少し古くさい感じの曲ばかりだった。 Youtubeで「หมอลำ」(タイ語でモーラム)と検索すると結果は大量に表示されるものの英語や日本語のコンテンツは皆無で手がかりを掴むことができず途方に暮れるしかなかった。 もしやと思いSpotifyで検索をしてみるとノリの良いモーラム風の曲がいくつも出てきたので兎にも角にも1曲1曲聴きこんでみた。その中でSNS配信者がラジオに合わせて歌っていた曲がみつかった。センダーオというアーティストのナンファーサラパンという曲だった。 【นางฟ้าสารภัญ I แสงดาว PTmusic [OFFICIAL MV ]】 田んぼ、どこまでも続く地平線、田舎の町並み、あっち系のお兄さん(お姉さん?)たち、そしてセンダーオの歌唱スタイルなどこのMVには私にとって未知の世界が詰め込まれていた。   私の中でモーラムの扉が開かれた瞬間だった。

イサーンが抱える問題を乗り越えるための「カイ・オル(คายอ้อ)」

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WorkpointのYoutubeチャンネルで2025年7月17日に公開されるイサーン映画「カイ・オル(คายอ้อ)」の主演メンバーのインタビュー動画が公開された。 ソフトパワーとしてのイサーン文化、モーラムをタイ全土や国外に広めたいというボス・ジョー(Joe Yomanil)の想いが込められている。 私にはまだ背景が理解できていないが「赤シャツ(反独裁民主戦線)」の影響でモーラム産業が中央タイに進出することを阻まれているという話を耳にしたことがある。ジョーはこの映画をきっかけにその壁を壊したいと考えているようだ。 モーラム・アイドル・シーズン2で南部出身の挑戦者をフィーチャーしていたのもその気持の表れだろう。 この映画を通じてイサーン文化がタイ国内にそして国外にも広まっていくことに期待したい。 【カイ・オルの主題歌】

コイ・チャリニの引退で激震が走るモーラム業界

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2025年5月31日、コイ・チャリニが引退を表明しファンを含めモーラム業界に激震が走った。 今年からサオノーイ・ペットバンペーンの二部組織としてスタートしたばかりのサオノーイ・ラム・プルーン・ショーのシーズンフィナーレ当日のことだった。 かつて健康状態を理由にサオノーイ・ペットバンペーンを脱退していたコイ・チャリニだが、サオノーイ・ラム・プルーン・ショーの立ち上げに合わせてボス・ジョー(Joe Yomanil)にヒロインとして抜擢され、当然来季の活躍にも期待がかかっていた中での出来事で各方面でざわついているようだ。実力派モーラム・シンガーを失う業界のダメージは大きい。大ファンであった私ももちろん動揺している。 コイ・チャリニはもともとモーラム・シンガーではなかったようだが、どこかのタイミングでモーラムに転向している。それはサオノーイ・ペットバンペーンのヒロイン、アオム・アムも同じで、モーラム以外の音楽的要素を持ち合わせていないとモーラム楽団のヒロインにはなれないのかもしれない。逆にそれ故にモーラムを超えた広い層から支持されるのであろう。 さておきコイ・チャリニの歌唱力は抜群である。それは優れた絶対音感に支えられているからだ。モーラム楽団が大音量で演奏する中、音程を外さずに歌い上げることができるというのもモーラム・シンガーとして要求される技術・才能のひとつと言える。 例えばサオノーイ・ペットバンペーンで一番人気のオン・イン。ステージでの経験が浅いデビュー当初は音程を維持するのが難しく外しまくっていた。その後ヘッドセットをしながら歌うようになり安定し、今ではヘッドセットなしで音程を保てるようになっている。 スタジオやMVでは完璧に歌い上げているモーラム・シンガーであっても、ステージ上では酷すぎて聴けたものではなく、当然人気も上がらずクビ同様に去っていく者もいる中で、コイ・チャリニの音感は完璧で安心してステージを楽しむことができる。それに気づいたのはサオノーイ・ラム・プルーン・ショーのリハーサルをしているコイ・チャリニの歌声を聞いた時だった。一気にファンになった。 いつかライブで観てみたいと思っていたが、2025年のタイ・ロケットフェスティバル旅行ではサオノーイ・ラム・プルーン・ショーの開催スケジュールと合わず、カラーシンのクットワで行わ...

モーラムとの出会い

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モーラムとの出会いはとあるSNSから始まった あれはパンデミック中、2022年頃だったと思う。個人がライブ配信を行い投げ銭をもらうスタイルのSNSで、笑顔を振りまく者、じっと画面を見つめる者、セクシーな動きをする者、業務中の様子を配信する者など様々なタイプの配信者が世界中にいた。その中でお寺の境内らしきところに設置されたステージからバンドのライブを配信しているものがあった。画面の中にはバックダンサーに囲まれて歌っている歌手がいた。彼女がライブ配信をしていたのだ。 バックダンサーの動きはバラバラ、やる気なさそうにしている者もいれば観客からお酒を振る舞われて喜んで飲んでいる者もいた。女性歌手はノリの良いリズムの曲をかつて耳にしたことがあるような無いようなこぶしで歌い上げていた。まるで昭和の歌謡曲のような雰囲気だなと思った。それがモーラムだったのである。 【SNS配信主のNuchareeさん】 彼女のライブ配信を追いかけることで少しずついろいろなことがわかってきた。まず曲はモーラム、バックダンサーはハーンクルアンと呼ばれること。観客が時々ステージに近づき握手したりお金を渡したりしていること。そして配信はイサーンと呼ばれるタイの東北地域から行われていることも。また歌っている曲は他の配信者のライブでも演奏されていたりしていたので彼女のオリジナルではなく一般的に人気のある他人の曲だということもわかってきた。 しかしイサーン語、ましてやタイ語も全くわからない私にとってはここからが大変であった。